相続手続きは何から始める?初めての方向けに流れを解説

相続は、誰の身にも起こり得ることです。期せずしてその日が突然やってくることさえあります。

「いざ相続が発生したときに、何をどう進めて良いのか分からない」と感じる方は多いです。

相続は、役所での手続き、戸籍の収集、預貯金の解約、不動産の名義変更など、さまざまな手続きが必要になります。

もし、家族が亡くなられたとしても、手続き全体の流れを知っておけば、慌てずに対処することができます。

この記事では、相続手続きを始める方に向けて、何から始めるべきか、必要な流れや書類について分かりやすく解説します。

相楽つよし
相続は、一生のうち何度も経験するものではありません。「何をしたらいいか分からない」と感じる方は多いです。

この記事は川口市周辺で相続・遺言手続きをサポートする行政書士が監修しています。

目次

相続手続きは何から始める?まず確認したいこと

相続手続きで最初に大切なのは、全体の流れを把握することです。

必要書類を確認しないまま役所や銀行へ行くと、何度も手続きが必要になる場合があります。

まずは次の流れを確認しておきましょう。

  1. 死亡後の手続きを行う
  2. 遺言書の有無を確認する
  3. 相続人を確認する
  4. 相続財産を調べる
  5. 必要書類を集める
  6. 遺産分割協議を行う
  7. 名義変更などの手続きを行う

まずは「全部を一度にやろう」と考えず、順番に進めることが大切です。

相続手続きの基本的な流れ

1. 死亡後の手続きを行う

亡くなった直後は、役所への死亡届の提出や火葬許可申請などの手続きが必要です。

また、会社員か自営業者かで異なりますが、健康保険や年金などの手続きもあります。

期限が決められているものもあるため、できるだけ早めに役所や加入機関等に確認いたしましょう。

年金の詳細については、日本年金機構の案内(身近な方が亡くなったとき|日本年金機構)をご確認ください。

2. 遺言書の有無を確認する

遺言書があるかどうかで、相続手続きの進め方は大きく変わります。

自宅の金庫、机、重要書類の保管場所などを確認してみましょう。

公正証書遺言であれば、公証役場の「遺言検索システム」を利用して、その存在有無を確認することができます。

見つかった遺言が、自筆証書遺言である場合は、法務局(遺言書保管所)に保管されていたものを除き、必ず家庭裁判所の検認を受けなければなりません。

3. 相続人を確認する

相続では、「誰が相続人なのか」を正確に確認する必要があります。

一般的には、亡くなった方の出生から死亡までの戸籍を収集します。

過去に転籍している場合などは、複数の役所から取得するケースもあります。

戸籍の取得方法については、各役所の案内ページ(例:戸籍証明書等の請求|川口市)が参考になります。

4. 相続財産を確認する

相続財産は、預貯金だけではありません。

  • 預貯金
  • 不動産
  • 株式や投資信託
  • 自動車
  • 借金やローン

借金なども相続対象になるため注意が必要です。
預金残高や不動産の登記事項証明書を取り寄せるなどして、すべての財産を把握します。
預金だけを確認して安心していたら、後から借入が見つかるケースもあります。プラスの財産とマイナスの財産の両方を確認しましょう。

借金が多い(債務超過)ときは、相続を放棄することもできます。
この場合は、相続を知ったときから3ヶ月以内に、家庭裁判所に相続放棄の申述をしなければなりません。

相楽つよし
預金だけを確認して安心していたら、後から借入が見つかるケースもあります。プラスの財産とマイナスの財産の両方を確認しましょう。

5. 遺産分割協議を行う

遺言書がない場合は、相続人全員で財産の分け方を話し合います。これを遺産分割協議といいます。

話し合いの内容を、遺産分割協議書としてまとめます。

相続手続きで必要になる4つの書類(代表的なもの)

1. 戸籍謄本

被相続人の出生から死亡時までを確認できる戸籍謄本と相続人の戸籍謄本は、相続人を確認するために必ず必要です。
預貯金の払戻しや不動産の名義変更時にも必要となる書類です。
本籍地の市町村役場で取得することができます。

2. 住民票または戸籍の附票

被相続人の死亡時の住所を確認できる住民票(除票)または戸籍の附票が必要となります。
各種の名義変更手続きでは、相続人の住民票も必要になります。

3. 印鑑証明書

遺産分割協議書に実印を押す場合に必要です。
預貯金の払戻しや不動産の名義変更でも必要となります。
ただし、証明書として利用できる有効期間(最短3ヶ月)がありますので、取得時期には注意が必要です。

4. 遺産分割協議書

財産の分け方を決めた内容を記載する書類です。相続人全員が協議書に住所、氏名を自筆し、実印を押印して合意します。

相続手続きを自分で進めるのが大変なケース

  • 相続人が多い
  • 不動産がある
  • 戸籍の集め方が分からない
  • 平日に時間が取れない
  • 書類作成が不安
相楽つよし
仕事や家事をしながら相続手続きを進める方も多くいます。書類の収集だけで何週間もかかることもあります。

相続手続きでよくある質問

相続手続きはいつまでに行う必要がありますか?

手続きによって期限が異なります。早めに確認しておくと安心です。
一般的には、相続開始(死亡日)から3ヶ月以内に相続人や財産の確認手続きを行います。
また、相続開始(死亡日)から10ヶ月以内に、遺産分割の決定や相続税の申告、納付手続きを行います。

相続手続きは自分でできますか?

自分で行うことも可能です。ただ、戸籍謄本等の収集や書類作成などに時間をとられたくない場合や、手戻りによる遅延を防ぎ、迅速かつ確実に対応したい場合は、行政書士等の専門家にお願いするのも一つの方法です。

【まとめ】相続手続きは最初の整理が大切

相続手続きを始める場合は、まず全体の流れを知ることが大切です。

相続人の確認、財産調査、必要書類の収集などを順番に進めることで、スムーズに手続きを進めやすくなります。

「何から始めればいいか分からない」という方は、一人で悩まず、行政書士等の専門家に早めに相談いたしましょう。

関連情報

制度内容や手続き方法は変更される場合があります。最新情報は公的機関の案内もご確認ください。

川口市周辺で相続手続きについてお困りの方へ

相続手続きは、一つひとつの作業自体は難しくなくても、必要書類が多く、手続きの順番も分かりにくいため、思った以上に時間がかかることがあります。

特に、戸籍謄本等の収集や遺産分割協議書の作成、預貯金の手続きなどは、仕事や家事と並行して進めるのが負担になるケースも少なくありません。

相楽つよし
「何から始めればいいのか分からない」「自分の場合はどう進めればいいのか知りたい」という段階でも大丈夫です。状況に応じて必要な手続きを整理できます。

相続手続きの流れや必要書類について詳しく知りたい方は、相続サポートページもご覧ください。
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